2009年4月16日 星期四

盛「茶盛」茶館  大茶盛式


さかん 【盛ん】

  • (形動)[文]ナリ
    • 補足説明「さかり」の転
    • (1)勢いのよいさま。活発なさま。
      • 「血気―な若者」
      • 「―に炎が上がる」
    • (2)何度も行われるさま。
      • 「議論が―になる」
      • 「―な勧誘」


  • ◆アクセント : さかん

さかん 【茶館】

  • 中国、宋代の大都市に出現した喫茶店・軽食堂。茶坊ともいう。


  • ◆アクセント : かん さかん

さかり 【盛り】

    • 補足説明動詞「さかる」の連用形から
    • (1)物事が一番勢いのよい状態にあること。盛んな時期。
      • 「桜の花が今を―と咲いている」
      • 「暑さも―を越す」
    • (2)人が肉体的・精神的に最も成熟・充実している時期。
      • 「人生の―を過ぎる」
    • (3)動物が一定の時期に発情すること。
      • 「―のついた猫」
    • (4)(「…ざかり」の形で、他の語と複合して用いる)成長や変化などの一周期のなかで、最も盛んな状態にあること。また、その時期。
      • 「男―」
      • 「女―」
      • 「働き―」
      • 「花―」


  • ◆アクセント : さかり さか


奈良
なるほドリ:大きな茶わんを使った茶会、あれって何? /奈良


 ◆大きな茶わんを使った茶会、あれって何?

 ◇西大寺で行う大茶盛式 鎌倉時代・叡尊の伝説が起源

 なるほドリ この前、どこかのお寺で顔が入っちゃうほど大きな茶わんでお茶を飲んでいる人たちを見たよ。茶席って堅苦しい印象があったけど、みんな笑顔で楽しそうだったんだ。

 記者 それは、奈良市の西大寺で11日と12日にあった「春の大茶盛式(おおちゃもりしき)」ですね。大茶盛式は新春の1月と秋の10月にも開かれています。

 Q 他ではあまり見ない珍しい行事だけど、どんな由来があるのかな。

 A 鎌倉時代、衰退していた西大寺を復興した叡尊(えいそん)というお坊さんがいました。伝説では、延応元(1239)年の1月、国家安泰などを 祈る法要の最後の日に、叡尊が寺の鎮守社である八幡神社にお礼のために参拝し、当時はとても貴重だったお茶を献じました。さらに叡尊は、多くの参拝客にも お茶を振る舞ったのです。貴重なものですから、庶民は専用の器など持っていません。持ち寄ったどんぶりなどで飲み回しました。それが形を変え、今に伝わっ ているのです。

 Q だからあんなに大きな茶わんを使うんだね。ところで、「茶席」や「茶会」という言葉はよく聞くけど、何で「大茶盛」っていうのかな。

 A お坊さんたちにはいくつかの守るべき約束(戒律)があります。その一つに「お酒を飲んではいけない」というものがあるんです。だからお茶で宴会をしました。それが「酒盛(さかもり)」でなく、「茶盛」なのです。

 Q 茶わんのサイズはどのくらい?

 A いろいろですが、中には直径約40センチ、重さ10キロ近いものもあるそうです。茶わんだけでなく茶せんも約40センチと、すべてがびっくりするサイズですよ。

 Q ところで、叡尊さんってどんな人だったの?

 A 現在の大和郡山市の出身で、戒律を守ることが仏道には大切であることを訴え続けたお坊さんです。多くの信者から寄進されたお金をためて、たく さんのお寺を復興しました。弟子の忍性(にんしょう)と一緒に、貧困や病気に苦しむ人々の救済にも尽力しました。当時としては驚異的とも言える90歳近く まで長生きしたんですよ。

 大茶盛式には、叡尊が生涯貫いた福祉と戒律の精神が詰まっているんです。<回答・花澤茂人(奈良支局)>


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